
「独立を宣言した東部2州の治安維持のための特別作戦」という名目で
ロシアによるウクライナ侵攻が、2月24日に始まってしまいました。
その歴史的・政治的背景については一般報道でも多数触れられていますが、
3月18日発売の『航空ファン』5月号
(カレンダーの関係でいつもより発売が早まりますのでご注意ください。
なお、一部発売の遅れる地域があります)では
「航空専門誌的ウクライナ情勢の観方」として
専門誌の立場から航空作戦メインにこの局面を読み解いていきます。
表紙と巻頭カラーでは侵攻の少し前に取材したウクライナ軍の地上支援航空戦力、
Su-25とMi-24のリポートを掲載するほか、
バルト3国上空警戒任務(BAP)に就くNATO軍(ポーランド&ベルギー)F-16部隊を紹介。
本文記事では侵攻前のウクライナ軍航空戦力と、周辺に展開するロシア、NATO双方の
部隊の開戦前後の動きなどを詳報します。
このほかにもグアムで行なわれた日米豪の共同訓練「コープノース2022」、
カリフォルニア州NASリムーアで撮影したカール・ビンソンのF-35C部隊帰還と
カラフルな米海軍機群、シンガポールエアショー2022、
徳永克彦カメラマンによる英空軍エンパイア・テストパイロット・スクールのフォトリポート、
コロンビア空軍の新鋭練習機T-6CテキサンⅡなどをカラーで紹介。
さらに、不定期連載の2回目となる
「JL's View Finder―アメリカ人航空写真家ジム・ラーセンが切り取った航空機の躍動」にも
ご期待ください。
本文記事では老朽化が迫る空自練習機の後継機問題、
オールジャパンで取り組むカーボンニュートラルとSAFの問題、
鈴与グループのフジビジネスジェット&静岡エアーコミュータに関連する航空系最新情報、
日本国内のF-104J/DJ展示機などの読み物を掲載します。
また、東日本大震災から11年となるこの機会に、
東北にはいまだ復興半ばの地域があることを忘れないためにも、
「被災した松島救難隊の記録」&「航空救難団の災害派遣写真アルバム」という
当時を伝えるページも用意します。