
10月16日、栃木県茂木町のツインリンクもてぎで
オートバイレースの最高峰MotoGP 日本GPが開催され、
そのオープニングセレモニーにT-4が飛来、
決勝レース前の興奮を盛り上げてくれました。
飛来したのは百里基地第7航空団第302飛行隊のT-4 2機。
南東方向から進入してきた2機はサーキット上空でブレイクすると
各機が低速でヒラリとターンして回って得意の運動性を披露。
T-4が飛び去ると国家斉唱が始まり、それが終わると
ふたたび2機が現われバスして行くというサービスぶりでした。
なのですけれども…、午前中に行なわれたGPマシンによる
ウォームアップ走行の爆音に慣れてしまった観衆の耳には
T-4のエンジン音はちょっと静かすぎのような気も。
せっかくの空自機の飛来に気づいていないようなお客さんも
チラホラ見受けられました。T-4はナリもちょっと控えめですし…。
ここはひとつ、来年からはGPマシンに負けないような
腹に轟く爆音を発するF-2とかF-4といった戦闘機の飛来を
ぜひお願いしたいところです。
MotoGPは国際映像が世界中に中継されるので
F-2やF-4が飛べばその姿が全世界に流されて
空自のいいPRになることでしょう。きっと、たぶん。
その実現を期待して、また1年後を楽しみに待ちたいと思います。

サーキット上空をパスするT-4 2機。諸般の事情はおありでしょうが、
もう少し高度が低ければもっと迫力があったかもしれません。

MotoGPクラスの決勝はレプソル・ホンダのマルク・マルケスが優勝すると同時に、
今シーズンのチャンピオンも決めました。マルク、おめでとう!