
暦を先取りして新年号となる『航空ファン』2024年1月号は、
「タイガーミートとNATO戦闘機事情」の特集です
(11月21日発売。一部発売の遅れる地域があります)。
ロシアのウクライナ侵攻から1年半、NATOはさらなる戦火拡大を避ける意味から
国際関係を慎重に見据えながらウクライナの支援を続けていますが、
有事の際不可欠な航空優勢を確実に確保するため、各国が連携した訓練も怠っていません。
今月は60年以上続くNATO伝統の航空演習、
NTM(NATOタイガーミート)を現地から徳永カメラマンがリポートするほか、
ヨーロッパ4ヵ国が中心となって開発したユーロファイターEF2000の最新情報と、
それに関連するNATOの戦闘機の現状を解説します。
またイタリア空軍4個目のユーロファイター航空団となる
第51航空団の改編の模様も空撮を織り混ぜて紹介します。
表紙は、小松基地で実施された日伊・日豪共同訓練のF-15J特別塗装機の空撮。
カラーグラフでも紹介しています。
また、今月は新たな戦争状態に突入しているイスラエルとパレスチナについて、
過去の歴史を含め岡部いさく氏に説明してもらいます。
さらに芦屋、浜松、明野などの自衛隊航空祭(記念行事)、
韓国の航空宇宙・防衛産業展示会Seoul ADEX 2023、
サンフランシスコ・フリートウィーク2023、
新時代のエアレースAIR RACE X―SHIBUYAデジタルラウンドなども紹介します。
ほかにもついに就航したANA A380「FLYING HONU」3号機、
羽田空港での航空機事故消火救難総合訓練などもリポート。
新連載として「F-35 LIGHTNINGⅡ UPDATES」をお届けするほか、
「グローバル戦闘航空プログラムGCAPを考える」後編や
「個人としての航空戦史(オルモック湾の魚雷艇狩り)」、
世界の展示機シリーズのタイ王国空軍国立航空博物館の展示機 Part 1なども掲載します。
そしてジム・ラーセンのビューファインダーでは、
先ごろ最後のレースが開催されたリノでの最初のレースの模様を
“Reno1964 - The first Checkered Flag”として紹介します。