
3月号から始まったアメリカの航空カメラマン、
ジム・ラーセン(Jim Larsen)の傑作をテーマごとにお届けする不定期連載
『Jim Larsen’s View Finder』(ジム・ラーセンのカメラファインダー)。
本日発売の5月号に掲載した第2回では、アクロバット機の空撮写真を紹介します。
現像するまでその仕上がりを確認できないフィルムカメラで、
気軽に取り扱えるGoProのような取り付けカメラもなかったこの時代に、
さまざまな創意工夫とパイロットとのコミュニケーションで撮影したジムの驚くような写真を、
清水郁郎氏の解説とともにお楽しみください。
なお、メイン写真で紹介したのは、当時アメリカのエアショー界で抜群の人気を誇っていた
アート・ショールのスーパーチップマンク
(アートはその後、映画『トップ・ガン』の撮影時に操縦していた
カメラシップの事故で亡くなります)。
アートとこのチップマンク、じつは1969年に山梨県の富士急ハイランドで
エアショーを行なうために来日しており、
その際には、ここ2週間ほど日米共同訓練で一部のファンが注目していた
キャンプ富士(陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地飛行場地区)の飛行場を離着陸して
富士急ハイランドに向かったという、興味深い経歴も持っています。
不定期連載は今後も続いていきますので、ぜひ引き続きご期待ください。