Quantcast
Channel:  FROM EDITOR・・・・・
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1929

東日本大震災から10年

$
0
0


10年前、2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。
このことについてはテレビや新聞でも大きく採り上げられており、
皆さんがそれぞれに思いを馳せていることでしょう。『航空ファン』でも
次号5月号(3月19日発売)で、当時の記憶を風化させないようにとの思いから、
航空自衛隊航空救難団を中心とした、10年前の活動をふり返るページを作り、
掲載する予定です。

さて、そんな本日、10年前の震災では自衛隊や日本の官公庁にも劣らない
驚くべきスピードで救援活動の実施を決定、アクションを開始した
在日米軍司令部(横田基地)では、10年を節目とするセレモニーを行なった模様です。
”Operation Tomodachi”、「トモダチ作戦」と命名されたこの任務には、
在日米軍のみならず、周辺部隊や本土からの人員を含め、
24,000名以上がかかわりました。
日米の国家間の関係性や安全保障条約も存在するため、
こうした支援の手を差し伸べるのも、ある意味自然な流れではあるかもしれませんが、
取材や個人的な関係で在日米軍やその関係者に知友も多いなか、
それぞれが本当に日本を助けようとしてくれていたことを、
当時肌で感じることが多々ありました。
また、発災当時演習のためにフィリピン海方面に展開していた
USSエセックスARG(揚陸遠征群)と31MEUでは、
日本での地震発生がアナウンスされてしばらく経ってから、
艦内で司令官の「救援に向かう」とのアナウンスとともに艦が回頭した瞬間、
艦内に大きな歓声が上がったといわれています。国と国の関係性はとても重要ですが、
やはり個人の信頼関係は大変大事なものだと感じさせるエピソードです。

本日、在日米軍司令官 ケビン B. シュナイダー米空軍中将は
東日本大震災から10年にあたってメッセージを発しています。
また、Facebookにはビデオメッセージも用意されていますので、あわせてご覧ください。

あれからもう10年、しかしまだ10年。復興は完了していません。
これからもみんなで考えることを、忘れないようにしたいと思います。

東日本大震災から10年を迎えて
在日米軍司令官 ケビン B. シュナイダー米空軍中将

2011年3月11日、震災によって甚大な被害を受けた我々の真の同盟国に対して米軍は寄り添い、その喪失を共に深く悲しみました。あれから10年、私たちはこれらの悲劇的な出来事により失われた多くの生命に思いを馳せます。また、あの暗い日々の中にありながら、日米同盟の強さ、そして逆境を乗り越える力を目の当たりにしたことを思い起こすことも我々にとって大切なことです。

3月11日の夕方、惨事から数時間の内に、米国の指導部は日本への支援をコミットし、直ちに大規模な人道救援活動のための態勢を整えました。翌日には、救命支援活動を提供するために到達が困難な場所へと向かう米国C-130機のエンジン音が頭上に響いていました。その後の数か月間、米国国防総省から24,000人以上の人員、189機の航空機、24隻の艦船が、勇敢な日本の人々と協力して、被災者への支援活動に従事しました。在日米軍にとって、トモダチ作戦の一環として日本政府と自衛隊を支援できたことは、心の励みになっています。

昨年、日米同盟60周年を迎えるにあたり、私たちは世界規模のパンデミックという形の困難に直面しており、そこで私たちは再び同盟の強さ、そして逆境を乗り越える力を目の当たりにしました。この困難に共に立ち向かっていく姿は、再び私たちの国家
間の揺るがない絆を実証しています。

日本の各地に駐留している米軍関係者は、それぞれの地域社会の一員であることを誇りに思うと同時に、日本の皆様のご厚意と友情に深く感謝しています。2011年3月の悲劇的な出来事を記憶に留めると共に、この重要な同盟に対するコミットメントを継続いたします。これからも共により強い同盟関係を築いていきましょう。

ビデオメッセージリンク
Facebook Video Link
https://www.facebook.com/USForcesJapan.J/videos/295136585509405

Mar 11, 2021
The 10th anniversary of the Great East Japan Earthquake
Remarks from Lt Gen Schneider, Commander, US Forces Japan

“On March 11, 2011, U.S. Forces stood alongside our closest ally and grieved the horrific loss and destruction inflicted on Japan by the earthquake and subsequent disasters. A decade later, we stop again to honor and remember the lives lost during those tragic events. It is also important for us to remember how in the midst of those dark days, we also witnessed the strength and resiliency of the U.S.-Japan Alliance.”

“On the evening of March 11, within hours of the tragedy, U.S. leadership committed to assisting Japan and immediately mobilized a massive humanitarian relief effort. The next day, U.S. C-130s could be heard overhead, providing life-saving support to the most hard-to-reach locations.
Over the next several months, over 24,000 personnel from the U.S. Department of Defense, 189 aircraft, and 24 ships worked alongside the brave citizens of Japan to provide support to victims across the affected areas. U.S. Forces, Japan was honored to support the Government of Japan and Japan’s Self-Defense Forces as part of Operation Tomodachi.”

“This past year, as we celebrated the 60th Anniversary of the U.S.-Japan Alliance, we once again saw the strength and resiliency of the Alliance in the face of hardship - this time in the form of a global pandemic. Facing this challenge together yet again demonstrated the unbreakable bond between our nations.”

“U.S. Forces stationed throughout Japan are proud members of our local communities and we are grateful for the hospitality and friendship shown to us by the people of Japan. As we remember the tragic events of March, 2011 we renew our commitment to this important alliance. Now, as then, we stand stronger together.

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1929

Trending Articles