先週末、東京の米空軍横田基地へのCV-22B配備の方針が固まる、とのニュースが流れ、
航空機ファンの間でもその話題が盛り上がりましたが、本日、在日米軍は
これについて正式発表を出し、10機のCV-22Bを2017年下半期にまず3機、
その後21年までに順次配備を進めていくとのプランを明かしました。
同機は嘉手納基地に司令部を置く353SOGの指揮下部隊となると思われ、
以前韓国に駐留していたMH-53Gの部隊を代替するのではないかと考えられます。
この正式発表を前に日本の報道機関でこのニュースが流れた5月9日、
静岡県のキャンプ富士で恒例のフレンドシップフェスティバルが開催されました。
今年のフェスティバルのポスターにはMV-22Bの写真が使われており、
目ざといファンの間では「もしや」とささやかれていたのですが、
実際にVMM-262 "Flying Tigers"のMV-22B 1機が展示に飛来しました。
同機は前日に渦中の横田基地に僚機2機とともに飛来、キャンプ富士で
日帰りの訓練を実施し、翌9日のフレンドシップフェスティバルにはそのうちの
1機が展示されたというわけです。
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昨年は快晴で富士山もよく見えましたが、今年もオスプレイのバックには
厚い雲の向こうに見え隠れする山肌が(タワーの右に見えるでしょうか?)。
キャンプ富士のイベントそのものは入場者数も多くはないため、
機内見学の列も通常の航空祭に比べれば短いものでしたが、コックピットにまで
座れるというサービスぶりで、その列の進み具合はすこぶる遅く、1時間待つ人も。
それでも最新鋭機の飛来に、期せずして遊びに来ていた家族連れなどは
大喜びの様子でした。
また当日はそうした天気のため中部地区は雨が降っていたそうで、キャンプ富士内の
飛行場を管理する教育支援飛行隊富士飛行班の親部隊が所属する、明野駐屯地からの
外来地上展示はなく(もしくはMV-22B展示のためにスペースを空ける理由で
もともと参加の予定がなかったのかもしれませんが)、
かわりに地元の富士飛行班のUH-1Jは3機が展示されました。
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メイン会場でも陸自や海兵隊の装備品展示がありましたが、夕刻にはMV-22Bも
横田に帰投するため、再度飛行場地区に。
当初の予定では1700時ごろにいったん離陸、富士の演習場エリアでローカルフライトを
実施した支援要員を乗せて夜に横田に帰還する予定でしたが、
周辺の低い雲が抜けなかったためローカル訓練を大幅に縮小、
1900時ごろになってようやく離陸しました。
しかしキャンプ富士のイベントは夜まで続くためその様子も見学でき、
そのおかげでプロップローターの先端に仕込まれたLEDライトが描くリングを
実際に見ることができました。
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スペースの都合もあり、キャンプ富士のイベントリポートは次号では掲載できませんが、
8月号では少しご案内したいと思います。 (神野)
航空機ファンの間でもその話題が盛り上がりましたが、本日、在日米軍は
これについて正式発表を出し、10機のCV-22Bを2017年下半期にまず3機、
その後21年までに順次配備を進めていくとのプランを明かしました。
同機は嘉手納基地に司令部を置く353SOGの指揮下部隊となると思われ、
以前韓国に駐留していたMH-53Gの部隊を代替するのではないかと考えられます。
この正式発表を前に日本の報道機関でこのニュースが流れた5月9日、
静岡県のキャンプ富士で恒例のフレンドシップフェスティバルが開催されました。
今年のフェスティバルのポスターにはMV-22Bの写真が使われており、
目ざといファンの間では「もしや」とささやかれていたのですが、
実際にVMM-262 "Flying Tigers"のMV-22B 1機が展示に飛来しました。
同機は前日に渦中の横田基地に僚機2機とともに飛来、キャンプ富士で
日帰りの訓練を実施し、翌9日のフレンドシップフェスティバルにはそのうちの
1機が展示されたというわけです。

昨年は快晴で富士山もよく見えましたが、今年もオスプレイのバックには
厚い雲の向こうに見え隠れする山肌が(タワーの右に見えるでしょうか?)。
キャンプ富士のイベントそのものは入場者数も多くはないため、
機内見学の列も通常の航空祭に比べれば短いものでしたが、コックピットにまで
座れるというサービスぶりで、その列の進み具合はすこぶる遅く、1時間待つ人も。
それでも最新鋭機の飛来に、期せずして遊びに来ていた家族連れなどは
大喜びの様子でした。
また当日はそうした天気のため中部地区は雨が降っていたそうで、キャンプ富士内の
飛行場を管理する教育支援飛行隊富士飛行班の親部隊が所属する、明野駐屯地からの
外来地上展示はなく(もしくはMV-22B展示のためにスペースを空ける理由で
もともと参加の予定がなかったのかもしれませんが)、
かわりに地元の富士飛行班のUH-1Jは3機が展示されました。

メイン会場でも陸自や海兵隊の装備品展示がありましたが、夕刻にはMV-22Bも
横田に帰投するため、再度飛行場地区に。
当初の予定では1700時ごろにいったん離陸、富士の演習場エリアでローカルフライトを
実施した支援要員を乗せて夜に横田に帰還する予定でしたが、
周辺の低い雲が抜けなかったためローカル訓練を大幅に縮小、
1900時ごろになってようやく離陸しました。
しかしキャンプ富士のイベントは夜まで続くためその様子も見学でき、
そのおかげでプロップローターの先端に仕込まれたLEDライトが描くリングを
実際に見ることができました。

スペースの都合もあり、キャンプ富士のイベントリポートは次号では掲載できませんが、
8月号では少しご案内したいと思います。 (神野)