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レッドブル・エアレース千葉に向け室屋選手のエッジ540V3.5公開

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日本中の航空機ファンが羽田に飛来するホンダジェットに注目していた昨日4月23日、
今年のもうひとつのトピックともいえるレッドブル・エアレースに関連するお披露目が
福島県のふくしまスカイパークで行なわれていました。

それが日本人初で唯一のレッドブル・エアレースパイロット、室屋義秀選手の新兵器公開。
千葉大会(5月16~17日)に向けて投入した新機体EDGE 540V3は、日本に搬入後、
『航空ファン』6月号でも紹介したようにV3.5となるべくスペシャルパーツを組み込みながら
組み立て作業が進んでいましたが、その正式な発表会として昨日室屋選手のホームベース、
ふくしまスカイパークで報道陣に公開されたのです。



発表会ではカラーリングも整ったV3.5に加え、室屋選手とともに登場したTeam Muroya 31の
西村 隆(テクニシャン)、ベンジャミン・フリーラブ(レースアナリスト)、
ロバート・フライ(チームコーディネーター、以上写真左から)が紹介され、
機体細部の解説も行なわれました。



EDGE 540V3はEDGE 540V2に比べ50㎏以上軽量化されており、ストレートスピードも30km/hほど
伸びているとのこと。千葉大会のレーストラックはストレートが長いので、
ターン後の加速で新機体には有利なレイアウトだといいます。
またブラジルの空力デザイナーチームの協力を得てエンジンカウルやキャノピー、
後部胴体上面などを大幅にリファイン、さらに重量のかさむ塗装を極力減らして、
カラーリングをフィルムで行なうなどして仕上げています。

なかでもキャノピーの小型化は著しく、室屋選手のヘッドクリアランスをかせぐために
ヘルメットまで薄い新型に変更したほど。
見た感じもEDGE 540V2とはまるで別機のような印象です。



レッドブル・エアレース千葉2015の開催まであと1ヵ月を切りましたが、
この新兵器のテスト飛行や慣熟飛行はこれから本格化します。
「ふくしまで今後のヨーロッパラウンドの分まで飛行試験を行なったりデータ取りができるのは
大きなアドバンテージ」と語る室屋選手の地元大会での飛躍に、期待したいですね。

レッドブル・エアレース

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