
本日12月21日発売の『航空ファン』2月号の表紙では、第8飛行隊の女性パイロット、
Sharon水越美紗貴2尉をフィーチャーし、記事も掲載しており、
あわせて11月26日に開催された築城基地航空祭も紹介しています。
築城基地の航空祭といえば、ファンの間ではF-2による飛行展示が
コロナ禍前から話題になってきました。
第8飛行隊が三沢から移動したことでF-2 2個飛行隊態勢となった第8航空団ですが、
航空祭では編隊飛行に模擬対地射爆撃、機動飛行と、まさにF-2が乱舞します。
航空祭では、その飛行展示について「こういう内容で飛びますよ」といった解説が
飛行隊の隊舎前に張り出されるという話を以前にも本ブログで書きましたが、
第8飛行隊でそれを担当しているのが
Geos(ジオス)のTACネームで知られる荻本研史3佐。
独特なタッチでユーモアたっぷりに紹介してくれるうえ、
ご本人がマニア(鉄道も!)で写真撮影も好きということで、
その解説もマニア向けです(ほかにも飛行隊&F-2トリビアなどまで用意)。
そして今年は、自ら機動飛行の編隊長を担当、芦屋基地航空祭に続いて操縦桿を握りました。
もちろん飛行の内容もどのように飛べばファンが喜ぶか、カッコいい写真が撮れるか、
しっかり練り上げて、BGMにまでこだわって組み立てたそうで、
好天に恵まれた航空祭に出かけた皆さんは、Metal石田1尉と組んでの
その素晴らしいフライトに大満足だったと思います。





当日の航空祭会場でも、ブルーインパルスのファンサービスにも負けないほどの
サイン&記念撮影待ちの長い列ができ、訪ねてきたファンのひとりひとりに
丁寧に対応していました
(お馴染みの目が充血した自画像を描くため、黒と赤の油性ペンを握っていたのが印象的でした)。
※写真の奥に見えるのは、Geosてるてる坊主

そして航空祭の前後は、演習などで忙しいさなかに基地の広報活動にも寄与、
築城基地公式X(旧Twitter)でもイラスト入りの解説をたくさん上げていました。
ご本人「一年の動きを航空祭中心に計画していますので!」とおっしゃるほどの力の入れよう。
かつての自分がそうだったように、航空祭に来てくれた人が心から楽しんでくれることを
願っているということでした。
また、航空祭の後、本誌でも紹介した水越2尉を紹介する映像が
福岡のテレビ局FBSのニュースで放映されたのですが、
そこでも荻本3佐は「頼りになる先輩パイロット」として登場していますので、
Sharon & Geosをこちらでもご確認ください
(航空祭のナレーターは水越2尉が担当しました)。
※Youtubeのリンクはこちらから
なお、『航空ファン』の表紙デビューは水越2尉に先を越された(?)荻本3佐ですが、
じつは2019年2月号の巻頭と表紙の写真を撮影しています。
荻本3佐曰く「マニア的にはこっちのほうがいいです」とのことです。

日々訓練に励む自衛官やパイロットですが、なかにはそれだけでなく
こうして自分の本来の仕事以外でも才能を存分に発揮して頑張っている人がいます。
そして彼(彼女)らも私たち同様、フツーの人たちです(いや、ちょっとおかしいかも…)。
ぜひ、私たちもそういった視点で、彼らのことを応援していきたいですね。
荻本3佐からは、こんなステキなイラストも頂戴しました!
